北斎は90歳のときに「もう10年、時間を与えてくれると自分は宇宙の秘密が描ける」と言ったそう。


わたしの恩人のご主人
布目 勲さん が 

東京の神田神保町で 個展を開かれていたので お伺いしました。


その会場に居合わせたお仲間の画伯の方が

  「わたしは恥を描いているんですよ、、、、」


と、おっしゃっていました。



もう、なにも隠すものはなくて じぶんの中のどっろどろした内面をさらけ出すのが仕事なんだと。
その潔い域まで到達するのが「ややこしい」のでしょうね。



あんまり時間もないのに。

たいしたことのないのに。

飾ったり、カッコつけたり、そんなことしていて人生の大半が過ぎてしまう。



「勿体が無い」 とは このことかもしれません。

そこをゆくと 野菜たちはその命を命の限りただ活きています。

わたしたちが食べること。それは、、、、



野菜の命をいただくから 日日感謝。

「いただきます」

                                 畑の案内人 
                                   幅野 典子


Isao NUNOME